福祉セミナー&職場体験
当施設では高校生・大学生を対象とした「福祉セミナー」と、中学生・高校生を対象とした「職場体験」の受け入れをしています。(詳しくはこちら)
先日は20名を超える大学生・高校生の皆さんが参加してくれました。
コロニーでの体験は内容に決まりはありませんが、「高齢者疑似体験」と「現場実習」とが主な内容となっています。
疑似体験では、重りの入ったベストや前かがみの姿勢に固定されるベルト、視野が狭く見えるゴーグルなどを装着し、動きに制限がある中での日常生活動作を体験します。声を掛け合っても、段差やスロープの歩行は思っていた以上に大変です。
また、車イス操作と車イスに乗る体験も行い、屋外と屋内では振動の感じ方がまったく違うことや、段差を越えることの難しさを学びました。
現場実習では、レクレーションに参加したり洗濯物を一緒に畳んだりと、普段コロニーの職員が行っている仕事を体験しました。
初めて会う人とコミュニケーションをとることは、障がいの有無に関わらず難しいことだと思います。ですが、参加した学生の皆さんは臆せず積極的に利用者さんたちと関わりを持っていて、各課でたくさんの笑顔が溢れていました♪
今回参加された学生の皆さんの感想の中には
「それぞれ個性があるのでどんな接し方をしたらいいのか戸惑いました」
「私も自然と笑顔になれました」
「福祉の世界は楽しいことだけではなく辛く苦しいこともあるのだと実感しました」
「将来介護福祉士になりたいと思います」
「時間が経つにつれて、何がしたいのかなど、なんとなくでしたが感じることができました」
などといった声が聞かれました。
こういった経験を通じて学生の皆さんが素直に感じたことが将来の選択やこれからの生活にどんな風に影響していくのか楽しみでもあり、福祉施設職員として、また、現場から福祉の現状を伝える側の人間として責任の重さも感じるところです。
参加いただいた学生の皆さん、お疲れ様でした!またこういった機会やコロニーのイベントの時には是非来てくださいね♪お待ちしています!