最先端を体験!~腰痛予防の介護ロボット~
腰痛予防の介護ロボット「HAL(はる)」のデモンストレーションが行われました!
福祉業につきものな体勢が「中腰」です。多くの入所者さんが生活している当施設でも、過去に腰痛を患った、あるいは現在も…という職員がたくさんいるというのが現状です。
そんなリスクを軽減するための最新機器がこの「HAL」です。
本体を腰に装着し、お腹と太ももをベルトで固定します。背中には電極を貼り付け、本人の力の入れ具合を読み取ってHALが動作をサポートをしてくれます。
この機械のデモを行うにあたり、当初は『人や重いものを移乗する力を助けてくれる機械』『スクワットのような立ち上がる動作を楽にする機械』などの予想がされていました。
実際に使用してみた感想を聞いたところ、
「腰を後ろから引っ張りあげられる感覚がある」
「普段感じる痛みを感じずに移乗できている」 などの反応がありました。
力が加わって楽になるというよりは、腰一点にかかる力をうまく体の他の部分へ分散してくれて、負担が軽減される、という感覚のようです。
装着した状態に慣れるまでは、皆さんまるで自分もロボットになってしまったかのようなぎこちなさが見られました(笑)HALは多少の水濡れにも耐えうるとのことだったので、入浴介助の場面でも重宝されるかもしれません。
甲子園で1517球を投げぬいた金足農業の吉田選手が、最後は下半身に力が入らなくなったと言っていましたが、足腰はどのスポーツ、どの職種であっても非常に重要であり、脆くもあります。
働く職員にとって少しでも身体の負担を減らすことができるよう、当施設では今後もこういった最新の機器に注目していきたいと思います!
実際に触れ、見ることができて、貴重な体験をさせていただきました。ありがとうございました。