【法人研修】令和6年度職員育成研修 介護技術研修を実施しました
7月10日、心身障害者コロニーを会場に介護技術研修を実施しました。介護労働講習講師であり、現在も日々高齢者介護、認知症介護の現場で活躍中の佐々木誠宏氏を講師にお招きして、ボディメカニクスと移乗・移動・体の使い方の技術を学びました。「ボディメカニクス」は人間の本来動かせる体の機能を活かし、互いの負担を軽減し最小限の力で介助ができる介護技術です。
〇 誘導
体に触れるときは優しく 掴むということではなく、なるべく広い面で触れるように下から支えます。
〇 椅子からの立ち上がり
近づきすぎると「空間」の妨げになり、立ち上がれない (>_<)
背中の下側を少し押し、おじぎのような姿勢になるように介助すると立ち上がりやすい (*’▽’)
〇 車椅子への移乗
車椅子はベッドに対して20度から30度くらいの角度に準備し、ベッドに浅く座ってもらいます
介助する方に合わせて重心を低くし、腰と背中を支えます。支持基底面積を広くとり、前方に誘導することで臀部を浮かせます。介助する方と一緒にゆっくりと回転するようにして車椅子に誘導します
佐々木講師の動きはどれも力みがなく、とてもスムーズでした。「毎回、どのように体を使うのか意識して繰り返すことで、無意識にできるようになります」とのことでした。